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夏のやけど
やけどは暖房器具を使う冬場に多いと考えがちですが、夏でも注意が必要です。
例えば・・・・
①花火
燃え殻が足の上に落ち、深いやけどになることがあります。必ず靴を履きましょう。また、綿は非常に燃えやすく、浴衣での花火は危険です。
②オートバイのマフラー
停車したばかりのオートバイのマフラーは非常に高温です。薄着になる夏場、むき出しのすねがマフラーに触れて深いやけどになる場合があり注意が必要です。
③炊飯器の湯気
夏冬関係ありませんが、乳幼児が興味を持ち、蒸気の吹き出し口に手を出してやけどをします。また、レンジ周りでは、子供が魚を焼くグリルでやけどをするケースがあります。
~やけどの応急処置について~
すぐに水(水道水)で冷やしてください。15分ほど冷やしたら、速やかに医師の診察を受けてください。自己判断で軟膏を塗ったり、民間療法(アロエ等)をすると診察や治療の妨げとなります。
・衣類は無理に脱がさず、服の上から水をかけましょう。
・水ぶくれはつぶさないでください。
・小児や老人では広範囲を冷やしすぎると低体温症になることがあり注意が必要です。
・広範囲のやけどの時や、気道(息の通り道)の熱傷が疑われる時は速やかに救急搬送してください。
(命の危険があります。)